65歳定年制

65歳定年制度がそろそろ成立しそうかな。個人的にもそろそろこの問題を考えていきたいな。今、各企業は定年を65歳に伸ばした場合にどうするのかを議論している。60歳で一旦”現役”を終了させ、その後300万程度で再雇用しようというのが一つのセオリーのようだが、個人的にそれはいかがなものかとも思う。


実は、300万程度の人がやっている事務作業とはかなりストレスフルであり、事務作業であるがゆえに周りからは「もっとはやくやってくれ」と言われ、ミスをしたら「なんだこのやろー」と言われるものである。要は300万程度の派遣社員が担っている仕事とは、重要な作業であり、スピードと正確性が高い水準で求められる。


更に事務作業という一点だけで、その仕事の価格破壊が起きている。怖いことである。今後、国内マーケットでは、ストレスフルであり、スピードと正確性を求められる事務作業をシニアと派遣社員が争い合うことになる。



現在、若く、職業倫理の高い派遣社員が事務作業をハイスピードにこなしているが、今後シニア層がここに参入するのか。余裕のある企業はCSR活動に従事していただく案もあるだろう。しかし、余裕のない企業は戦力以外雇う体力がない。


さて、どうする。