アップルのマップ責任者首

WSJによれば、アップルのマップ責任者が解雇された。理由は、マップの失敗に関して自分の責任を認めなかったからである。もちろん、その責任を認めるとは言葉だけなのか、それ以上のものなのか不明である。しかし、彼のキャリアにとっては、大きな傷をつけたことになるだろう。アップルで責任者にまで勝ち上がるとは、多くのユーザに支持されているだけあって、ニュースになる。彼にとっては、辛いことだろう。アメリカの転職市場の事情を知らないが、こんな失敗をしたら、転職活動も大変だろう。


日米ではiphoneブームが過熱しており、更に日本は世界で一番iphoneが伸びている国である。デバイスが素晴らしい、プロモーションが素晴らしいということもあるだろう。更に、アメリカではトップ3キャリアが扱っているのに対して、日本はドコモ以外扱っている。なので、隣の芝は青くなるよろしく、ドコモから他社へ流出が止まらない。


さて、アメリカに目を向けるとiOSAndroidの満足度は、on deviceによれば、次のように推移している。iOSは5(7.75)から6(7.65)に向けて、高い評価を維持しているが、少し満足度は減少傾向にある。他方、Androidユーザは、2から4にアップグレードを通じて、満足度は7.01から8.07へと上がり、高い評価を得ている。


なぜ日本だけここまでiphone一人勝ちできているのか。アジアに目を向ければ、答えは安価なスマートフォンが売れているからで説明可能。しかし、欧州はどうだろう。Gartnerのデータをみると、日米以外はiphone加熱は下がっている。


ここまでは事実の羅列。ここから何かを言うためには、仮説と要因分析が必要。それを見つけられるようになれば、私も食えるようになるかしら。