LCCバトルも収斂していくのか

今週の東洋経済のエアライン特集はエアラインファンにとっておもしろく読めました。JALがばりばりの相対価格で法人顧客を開拓し、国内市場を変革している。JALは企業体質を改善し、法人税などで優遇されているからいいけど、ANAはつらい。リストラや給料カットは簡単にできない中、価格競争に巻き込まれたらつらい。でも、このフラッグキャリアの付加価値とは何か。エアラインの進化は飛行機の進化であり、それはメーカーが担っているわけであり、フラッグキャリアに求められるのは高品質なサービスを安く提供すること?外からみれば、別の業界と同じようなことしか顧客からは表面上求められているようにみえない。


あと、LCCの中間発表がおもしろかった。ピーチは日本流のキメ細やかさを最初から売りにしており、順調に業績を伸ばす中、ジェットスターエアアジアは危ない。このままいけば、ピーチ以外生き残らない可能性がある。成田という立地にかけた二社と関空をベースにしたピーチ。立地も業績に影響しているのかな。私もジェットスターなどを利用しようとしたけど、ちょっと時間が、、、、、、、なかなか利用しにくいね。価格と利便性でいい塩梅にしないと勝てない。何でも商売はそうだよね。


このレガシーキャリア同士の戦いとLCC同士の戦いはおもしろい。レガシーキャリアの戦いは、航空品質をしっかりしているからこそコスト競争となっている。他方、LCCはコスト面の満足感にあるからこそ航空品質や利便性が勝負となっている。


我々もこの競争環境から学ぶことはあるはず。コスト、品質、利便性のバランスや歴史の中で顧客は判断する。もちろん、私もそうである。