日記


こんにちは。下り坂なのか、チャンスなのか。組織改変の中で、別の部署への異動が早くも濃厚です。あと、東京に留まれるか、もしかしたらどっかの地方にいくのか不明です。いろいろ辛い現実もありますが、自分を信じるしかないですね、はい。


以下、最近読んだ本。福井健策『契約の教科書』。普段、契約をなんとなく拘束物として契約を交わしているのだが、実際のとこよくわかっていない。ふと本屋で目についたので買ってみた。で、契約とは「個人間の、お互いの権利・義務に関する約束」であり、「個人間の約束の中でも、その強制(履行)に国家が協力するもの」であり、更にいえば「法的拘束力のある約束」である。いざこざができたら、その約束内容に基づき国家権力を使えること。


で、本の中だと英語の契約文書を日本人がちゃんと読めなくて、後はちゃんと交渉できなくて損しちゃってる。例:ウルトラマンシリーズ。


契約のメリットとは1)後日の証拠、2)背中を押す・腹をくくる、3)手続き上の必要、4)意識のズレ・見落とし・甘い期待の排除。実体験でいえば、検収期間とか支払い期間が社内規定としてあることで、お客様からのごり押しに対抗できるとかあるかな。まー最終的には、社内規定なんてあってないようなものだから、お客様からのパワーがあって、額もそれなりならオリジナル契約書を作ることもできるけど、社内規定があると仕事のスピードがあがる。だって、私は契約書を書くために仕事をしているわけではないから。


契約のデメリットは事務作業。特にオリジナル契約書を作る場合とか信じられないくらいめんどくさいね。


あと、「Harvard business Review」今月号おもしろかった。コカの広告戦略とかディズニーのキャラクター戦略の変遷とか。後者なんて社会学やメディア系の誰かやってないのかな?こういうのやるとコンサルタントとかなれて、お金儲けられそう。だって、ベネッセのしまじろうとかもそうだし、キャラクターを事業のコアにしている企業って結構あるでしょ。


学生時代はディズニーは労働の側面しか見てなかった(金にならないし、全然おもしろくないよね)けど、あんだけ人を惹きつけられるビジネスってすごいでしょ。観光のgoalになりえるってすごくない?と思う。



あと瀧本哲史『僕は君たちに武器を配りたい』で改めておもしろかったのは、ホリエモン話。オークション、ブログ、ポータルサイト全てにおいて商品力で他社に負けていたライブドアがとった戦略が社長自身を売るということ。社長を売って、それによって顧客をひきつけ、その顧客からお金をもらうために、株式100分割を実施し、あえて株価を安くする。メルマガとかもそうで、いわゆるそういったメディア好きな層を顧客にビジネスを展開して儲けようとしたわけで。まーそりゃー虚業っていわれちゃうわな、と。


しかし、コンサルとかでも有名どころか企業名で信頼を身に付けるけど、マッキンゼーあがりとかボスコンあがりとかそういった人がしてる小さな企業は社長が全面に出ていって、目立って、仕事をとってきているのかな?と思った。