google car

明けましておめでとうございます。新年ネタはございません。ちょっと週末に考えてみます。


日経ウィークリーの一面を読んで、改めてgoogleはかっこいいなと思いました。今、自動車でeye-sightという技術が注目されており、日本ではスバルが有名。この下の動画は技術をおもしろく伝えている。

その中、googleもこの運転補助技術に力を入れている。googleは既存のマップ機能、音声認識付きナビゲーション機能のみならず、運転補助機能も提供しようとしている。ここらへんがgoogleのすごいところである。自社サービスを他業界のプロダクトと合わせるだけではなく、他業界のプロダクトの最新技術まで開発しちゃう。Android OSで通信キャリアをアップルと共に土管化させたことを、自動車業界でも起こそうとしている。


携帯業界に合わせると自動車会社は自動車(端末)を提供し、その中のソフトウェアをgoogleが担当する。もちろん、インフラである道路は国や準公共団体みたいな組織が担当する。この流れはもう始まっていて、hyundaiみたいな後発企業は、自前主義ではないから、googleに自動車の進化の部分を部分的に任せようとしている(ソース)。


ちなみに、これがgoogle carの初テストユーザの動画である。



この自動車事業は、人工知能の研究者であり、グーグルストリートビューを開発した人物が担っている。このdriverless carが実現すれば、世界中の多くの地域で人無しで撮影可能である。私なら国家プロジェクトで進めたいくらい。紛争地域、犯罪多発地域でこの自動車を運転させれば、状況を把握できるから。自民党は終わりつつある「もの作り」に投資するのではなく、このようなソフト屋に投資すべきなんじゃない?と思う。グーグルからすれば、もの作りはどこでもいい。携帯ならサムスン、HTC、シャープ、富士通、LGなどどこでもよく、自動車ならトヨタ、ホンダ、ヒュンダイなどどこでも。もの作り屋の出番は、デザインくらいなもので、重要な機能をグーグルが担う。


Android OSとiOSに支配された我々がアメリカに勝つのは厳しいだろう。位置情報なんて簡単に抜かれちゃうんだろうな。やれやれ。